ViGEmBus ドライバーの役割
設定画面を持つアプリではなく、仮想デバイスを提供する基盤です。
ViGEmBusはVirtual Gamepad Emulation Busの略称です。バスドライバーはオペレーティングシステムに一つ以上のデバイスを提示できます。ViGEmBus ドライバーはこの仕組みを利用し、実物のUSB機器を接続しなくても、よく知られたゲームコントローラーをソフトウェアで再現します。公式リポジトリでは、Windows向けのカーネルモード仮想ゲームパッドドライバーと説明されています。
一般的なゲームはXbox系のXInputなど既知の方式を話す物理コントローラーを想定します。一方、PlayStationやNintendoの機器、キーボード入力、ネットワーク経由の操作を変換したいアプリもあります。各ゲームを改造する代わりに、アプリがViGEmBus ドライバーへ状態を送り、Windows側に対応済みの仮想コントローラーを作成します。
公式プロジェクトが提供する仮想ターゲットはMicrosoft Xbox 360とSony DualShock 4です。ViGEmBusだけで実物のコントローラー設定を変更するわけではありません。入力の読み取り、ボタン割り当て、感度、出力形式の選択はクライアントアプリが担当し、ViGEmBus ドライバーは低レベルのデバイス層を担当します。
インストール後にスタートメニューから開けるViGEmBusアプリが見つからなくても正常です。専用のデスクトップ画面はありません。設定したい場合はDS4Windows、BetterJoy、XOutputなど、ドライバーを要求したコントローラーアプリを開きます。
ViGEmBusが仮想ゲームパッドを作る仕組み
処理は三つの層に分かれます。最初にクライアントアプリが物理コントローラー、キーボード、リモート入力などを読み取ります。次に割り当てや補正を適用し、ViGEmクライアントライブラリとViGEmBus ドライバーへ状態を渡します。最後にWindowsが仮想Xbox 360またはDualShock 4を列挙し、ゲームは通常の対応デバイスとして検出します。
この設計では、ゲームごとにプロキシDLLを入れたりAPIを変更したりする必要がありません。ゲームから見ると、対応コントローラーが接続されているだけです。そのためViGEmBusが見つからない場合、アプリは物理入力を読めても仮想出力を作れず、ゲームパッドサポートに必要なドライバーが未インストールというエラーを出します。
ViGEmBus ドライバーはカーネルで動作し、クライアントアプリは通常ユーザー空間で動作します。この分離は便利ですが、ダウンロード元の確認が重要です。カーネルドライバーは一般的なポータブルアプリより深い権限を持つため、第三者の再配布物ではなく、元の`nefarius/ViGEmBus`リリースにある署名済みセットアップを使用します。
物理コントローラーと仮想コントローラーが同時に見える場合、ゲームで二重入力が起きることがあります。元の機器を隠す機能はクライアントや別ドライバーが担当します。二重操作が発生したときはViGEmBusを何度も入れ直す前に、出力プロファイルとデバイス非表示設定を確認します。
| 層 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| クライアントアプリ | 入力を読み取り変換する | DS4Windows、BetterJoy |
| ViGEmBus | 仮想デバイスを作成して維持する | Nefarius Virtual Gamepad Emulation Bus |
| Windowsとゲーム | 既知の方式として検出する | 仮想Xbox 360、DualShock 4 |
ViGEmBus ドライバーを使う主なアプリ
公式READMEの既知の利用例にはDS4Windows、BetterJoy、XOutput、Parsec、InputMapper、x360ceバージョン4、Microsoft RdpGamepadなどがあります。これは完全な一覧ではありません。ソフトによっては前提コンポーネントとして案内し、別のソフトは自分のセットアップにドライバーを同梱していました。
DS4WindowsはPCでViGEmBusを見つける代表的な理由です。PlayStationコントローラーの入力を、XInput対応が広い仮想Xboxコントローラーへ変換できます。BetterJoyはNintendo系コントローラーで同様の出力を利用します。ゲームストリーミングやリモート操作ソフトは、ネットワークから受けた入力をローカルの仮想ゲームパッドとして提示できます。
ViGEmBus ドライバーを削除してもクライアントアプリ自体は残ることがあります。ただし仮想出力機能は停止し、ViGEmBusがインストールされていない、または実行されていないというメッセージが表示されます。削除前に、コントローラー、リモートプレイ、ストリーミング、テスト用ソフトを確認してください。
現在のクライアントが別の仮想コントローラーバックエンドへ移行している場合もあります。古い解説だけを根拠にViGEmBusを追加せず、使用中のアプリとバージョンの公式説明を確認します。要求されていないサポート終了ドライバーを予防目的で導入する利点はありません。
- コントローラーの再割り当てと互換性改善
- リモートゲームパッドとストリーミング
- 入力テスト、記録、再生、自動化
- 未対応機器からXInputまたはDS4出力への変換
なぜ自分のPCにViGEmBusがあるのか
多くの場合、本人または同じPCの別ユーザーが仮想ゲームパッドを必要とするソフトをインストールしています。ドライバーがアプリのセットアップ中に追加されると、独立した導入画面を覚えていないことがあります。Nefariusの説明でも、利用アプリがViGEmBusを同梱する場合があるとされています。
Windows 11では設定、アプリ、インストールされているアプリを開き、Windows 10ではアプリと機能を開きます。`Nefarius`、`Virtual Gamepad`、`Emulation`で検索してください。デバイスマネージャーでは表示を接続別に切り替え、Nefarius Virtual Gamepad Emulation Busを探します。
この項目があるだけでマルウェアとは判断できません。確認すべき点は発行元、入手元、署名、依存するアプリです。予期しない発行元、未署名の不明なドライバー、無関係な圧縮ファイルから導入されたコピーなら、元のViGEmBus ドライバーと決めつけず調査します。
プロパティの全般タブはデバイスが正常に動作しているかを示します。ドライバータブでは提供元と署名を確認します。パッケージのタグ1.22.0と内部ドライバー番号は同じ識別子ではないため、別の番号が表示されても直ちに古いコピーとは限りません。

ViGEmBus ドライバーは必要か
現在使っているアプリが仮想Xbox 360またはDualShock 4出力にViGEmBusを必要とするなら残します。通常はデスクトップ画面を占有せず、クライアントが仮想デバイスを作るまで背景で待機します。正常に利用している環境で削除しても、意味のある性能向上は期待できず、コントローラー機能だけが停止する可能性があります。
コントローラー再割り当て、リモート入力、ストリーミングなどの依存アプリをもう使っていないなら不要な可能性があります。Windowsの通常のアンインストールを使い、将来信頼できるアプリから要求された場合に最終公式リリースを再導入できます。最初から強力なドライバー削除ツールを使う必要はありません。
プロジェクトが終了したという理由だけで急いで削除する必要もありません。サポート終了は更新が提供されないことを意味し、既存の全コピーが突然危険になるという意味ではありません。実際の判断は、依存アプリの有無、公式な入手元、最終版、古いアップデーターの有無に基づきます。
複数のバスや警告がある場合は、通常の製品を削除して再起動し、残った項目を確認してから一つの公式コピーを導入します。HP Omenなど一部環境では古い派生版が含まれた例があるため、機器を無差別に削除せず、Nefariusの専用案内を参照します。
| 状況 | 推奨対応 |
|---|---|
| 利用中アプリが仮想出力を使う | 残して入手元と状態を確認 |
| 依存アプリが残っていない | 通常の削除を検討 |
| 複数のバスがある | クリーン削除後に一つだけ再導入 |
| 発行元が不明または未署名 | 使用を止め入手元を調査 |
対応Windowsとサポート終了状況
ViGEmBus 1.17以降はWindows 10とWindows 11を対象とし、x86、amd64/x64、ARM64を用意しています。最終版1.22.0では三つのアーキテクチャが一つのEXEにまとめられました。Windows Serverは動く場合があっても公式サポート外です。macOSとLinux向けのカーネルドライバーやAppImageはありません。
プロジェクトは商標に関する合意後に終了し、2023年にアーカイブされました。公式のサポート終了説明では、既存のインストールは動作を続けられる一方、以前の更新用ドメイン移管に伴う注意が示されています。最終版1.22.0は古いアップデーターを完全に削除しました。
古いリリースを使う場合は、最終公式セットアップへ移行するか、公式のlegacy updater対策を確認します。以前の更新機能が示す通知や、元プロジェクトと無関係なドメインからファイルを取得してはいけません。
サポート終了後は、新しいWindows変更への修正や問い合わせ対応は期待できません。1.22.0は正しい最終履歴版ですが、将来互換性の保証ではありません。クライアントアプリの更新情報を確認し、開発元が別の対応中バックエンドへ移行した場合はその案内を優先します。
ViGEmBus ドライバー。役割と使い方:ViGEmBus ドライバーのよくある質問
ViGEmBusはウイルスですか?
ViGEmBus ドライバー。元のNefariusプロジェクトは正規のオープンソース製品です。公式GitHub、発行元、署名を確認してください。
ViGEmBusを開く方法は?
ViGEmBus ドライバー。通常の操作画面はないため、使用するコントローラーアプリを開きます。
Windowsに標準搭載されていますか?
ViGEmBus ドライバー。特定のコントローラーやリモート入力アプリが追加する第三者製品で、標準搭載ではありません。
Windows 11で使えますか?
ViGEmBus ドライバー。最終版はWindows 10と11のx86、x64、ARM64を対象とします。
安全に削除できますか?
ViGEmBus ドライバー。必要とするアプリがなければ削除できますが、仮想出力への影響を確認します。
最新バージョンは?
ViGEmBus ドライバー。最終公式リリースは2023年11月2日公開の1.22.0です。
設定はどこにありますか?
ViGEmBus ドライバー。設定は本体ではなくクライアントアプリにあります。
Xboxコントローラーを作れますか?
ViGEmBus ドライバー。対応クライアントから仮想Xbox 360を作成できます。
Linux版はありますか?
ViGEmBus ドライバー。Windows専用で、Linux向けAppImageはありません。
参照した公式情報
このページの製品情報と安全性は一次情報で確認しています。外部リンクは新しいタブで開きます。
- ViGEmBus公式GitHub README — 用途、仮想デバイス、対応環境、利用例
- Nefarius ViGEm公式資料 — プロジェクトの定義と資料一覧
- 公式サポート終了案内 — 終了理由と古いアップデーター